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シャンプー選びの基本は洗浄成分。私にあったシャンプー選びとは?

シャンプー選びって、どうしていますか?「香りで選ぶ」「パッケージが可愛い」「CMのキャチコピー」「泡立ちの良さ」どれも選び方としては、問題ありです。シャンプー選びは、知識のある美容師などのプロに選んでもらうことが重要です。なぜなら、ほとんどの方が自分に合わないシャンプーを選択してしまっているからです。毎日使用するものだから是非この機会に勉強していただきたいです。

表示されている成分の8〜9割が洗浄成分!?

皆さんは、シャンプーを購入されるとき何を基準に選択されますか?
パッケージがかわいい、好きな芸能人がCMしている、CMや店頭POPのキャッチコピーで自分に合ってそう、
香りが好き、泡立ちが良くて、シャンプー後の手触りがいいなどが、よく聞かれます。
プロからいうとどれも間違いです。
間違いというよりあまりにも
こだわりがなさすぎです。きつい言い方かもしれませんが
「髪は女の命」と言われた時代もありました。
今も変わらないと思いますが(笑)、それほど大切な髪の毛のケア商品を選択するにあたって
選び方があまりにも浅はかです。 
シャンプーは、パッケージに表示されている成分表示を見て選択することが正しい方法です。
成分表示の8割9割は洗浄成分です。界面活性剤ともいわれるものです。
洗浄成分には大きく分けて5~6種類ほどあります。
その成分を簡単に説明します。

一番多くて使用してほしくない 高級アルコール系

高級アルコールの主成分はこの3つの成分となっているので、
どれかが配合されているか成分表示から判断することができます。

ラウレス硫酸○○
ラウリル硫酸○○
スルホン酸○○

市販のシャンプーはほぼこの成分が使用されていることが多いです。
特徴は、
洗浄力が強く、乾燥肌や敏感肌の方にはお勧めできません。
また、特にカラーやパーマをしている方には使用してほしくないシャンプーです。
髪の毛も乾燥し広がりやカラーの色落ちがあります。
補足で、メーカーの名誉のためにいうと
洗浄成分以外の成分に保湿成分やシリコン成分がどのくらい使用されているかでも
髪や頭皮に対する影響が変わってきます。
安価でフケ症の方や過度に脂性の方には洗浄成分の強いのは効果がいいでしょう。
ただ、長期的に使用していることで髪や頭皮にいい影響を及ぼさないと言えます。
なので、頭皮診断や髪質診断を専門家(美容師)に見てもらい判断してもらいましょう。

次に洗浄力の強いオレフィン系(合成)

代表的な成分は、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
洗浄力が強く、髪の刺激(乾燥に導く)があり頭皮にも刺激がある。
高級アルコール系のシャンプーと同じく、
洗浄成分以外の成分に保湿成分やシリコン成分がどのくらい使用されているかでも
髪や頭皮に対する影響が変わってきます。
長期的に使用していることで髪や頭皮にいい影響を及ぼさないと言えます。

市販のシャンプーでも使用しても比較的良いのが、 アミノ酸系シャンプー

アミノ酸系の特徴は、
穏やかな洗浄力で洗い上がりはしっとり。泡立ちは控えめで低刺激です。
ただ、アミノ酸系洗浄成分には、弱い洗浄成分〜強めの洗浄成分まであるので
注意してください。
アミノ酸系には、代表的なグルタミン酸系、アラニン系、グリシン系があります。

グルタミン酸系
低刺激性で弱めの洗浄力。泡立ちは控えめで、洗い上がりはしっとり。

ココイルグルタミン酸Na
ココイルグルタミン酸Na
ココイルグルタミン酸TEA

アラニン系
適度な洗浄力がありつつ低刺激。控えめの泡立ちで、サラサラに仕上がる。

ラウロイルメチルアラニンNa
ココイルメチルアラニンNa
ラウロイルメチルアラニンTEA

グリシン系
強めの洗浄力で低刺激。泡切れがよく、きしみがでやすいのが特徴で優しい石けんのような使用感。

ココイルグリシンK

がある。
それぞれ特徴があるので、頭皮診断や髪質診断を専門家(美容師)に見てもらい判断してもらいましょう。

適度な洗浄力があり、非常に低刺激なタウリン系

特徴は、
適度な洗浄力があり、非常に低刺激であり、メーカーによっては
アミノ酸系に分類されることもある成分
主な成分は、

ココイルメチルタウリンNa
ラウロイルメチルタウリンNa
ココイルメチルタウリンタウリンNa

最後にベタイン系

マイルドな洗浄力で低刺激な成分です。

ベビーシャンプーやダメージケア用シャンプーなどの主成分として使用されます。
他の界面活性剤と一緒に配合すると、洗浄力や刺激性をマイルドにする作用もあります。

コカミドプロピルベタイン
ラウラミドプロピルベタイン
ココアンホ酢酸Na
ミリスタミドプロピルベタイン

などが主な成分で
高級アルコール系シャンプーの成分と一緒に配合して
洗浄力をコントロールしているシャンプーをよく見かけます。

実はノンシリコンシャンプーがいいとは限らない

よくお客様がいうのが
「ノンシリコン系のシャンプーを使っているんです」
だから、髪にいいシャンプーを使っていると思っている方が非常に多いんですが、、
実はシリコンが悪い成分ではないのです。
シリコン成分そのものは髪の毛を保護してくれる成分なので、
入っていたほうがいいのです。(成分バランスにもよりますが)
髪の毛のトラブルの原因はシリコンの種類にあるのです。
先にも言いましたが、メーカーの宣伝をうのみにせず
石油由来の活性剤やシリコンを使用していないかを調べるといいと思います。
成分表示に書いてある成分そのものが、何から抽出しているか
自然由来のものか合成、化学的なものかが重要です。

市販のシャンプー(大企業)は消費者の健康より株価の維持が大事

テレビCM などで大々的にコマーシャルしているシャンプーに
本当に髪や頭皮にいいものがあるでしょうか?
企業は当たり前ですが利益が大切です。
美容室で売られているシャンプーよりとても安価で使用感もいいと私も思います
でも、成分について話してきたように
高級アルコール系のような安価な洗浄成分を使用し、というより
あれだけの莫大なコマーシャル費用を投入して
いくら大量生産しているとはいえ、安価な石油由来の素材を使わざる負えないのです。
素人でも判断しやすい手ざわりや香り、かわいいパッケージ、人気芸能人を起用しているので
だまされないでほしいです。
証拠に、今皆さんが使用しているシャンプーで皆さんが本当に求めている髪や頭皮になっていますか?
ほとんどの方が「NO」ではないでしょうか?

シャンプーの成分表の見方について

シャンプーの成分表は、薬事法により化粧品には「全成分表示」が義務づけられています。
容器やパッケージの裏から、その化粧品にどんな成分が配合されているのかを読み取ることができます。

基本ルールとして、配合量の多い順にすベて記載されています。

シャンプーは、界面活性剤が複数配合しているものがほとんどです

ここまで言っておきながら
記事の内容は、個人の感想であり効果効能または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。

髪のイメージが人の印象の7割を占めている?

「髪のイメージが人の印象の7割を占めている?」
と聞いて皆さんはどう感じますか。

よくお客様にお伝えしているのが、お顔の化粧品代に月いくらかけていますか?
では、髪のケアには月いくらかけていますか?

大抵の方は圧倒的にお顔のケアに多くの費用をかけています。

では、お顔と髪の毛どちらが面積が大きいでしょうか?
また、10メートル先から人を見たときにお顔と髪の毛どちらで年齢を判断するでしょうか?
近距離でも髪が綺麗な人とパサパサな人では、どちらが若く見えるでしょうか?
印象がどちらがいいでしょうか?

ではなぜ、髪の毛にもっとお顔以上に費用を投じないのでしょうか?
髪の毛には、痛みもかゆみもない。傷がついても血が流れることもありません。
肌のように神経も通っていませんし、血液も流れていません。死んだ細胞なのです。
なので、ダメージしていることはわかっていてもなかなかそこに費用を投じないのではないでしょうか?
髪の毛は、目に見えた時点でダメージが始まり、死んでいるので肌のように修復されることもなく
ただただ、ダメージしていくしかありません。
だから、自分の手で栄養を加えてあげなければ修復されることは絶対にありえないのです。
アナタの髪の毛の言葉を代弁します。
「お願いです。私のことをもっと大切にしてください。」
多分そういっていると思います(笑)